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子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、子宮の中で細菌が増殖し膿が溜まる病気で、未避妊の犬猫に非常に多く発症します。発情後1〜2ヶ月で発症しやすく、たくさん水を飲む、食欲が無い、元気がない、嘔吐や下痢などの様々な症状を引き起こします。治療が行われないと腹膜炎・子宮破裂・敗血症DIC等へ進行し、命を落とすこともある怖い病気です。

 先日来院したワンちゃんも、元気食欲が無い・お腹が張ってきた・よく水を飲む、という主訴でした。各種検査にて子宮蓄膿症と診断したため、そのまま入院・手術となりました。

手術ではやはり膿でパンパンに膨らんだ子宮が確認され、これを卵巣とともに摘出しました。1週間程度入院し、先日無事に抜糸も終え、炎症マーカーも正常値になり、すっかり元気になってくれました。

 性ホルモンに関係した病気がワンちゃんネコちゃんは非常に多いです。

メスは子宮疾患、卵巣疾患、乳腺腫瘍など、オスは前立腺疾患、会陰ヘルニア肛門周囲腺腫、精巣腫瘍などです。これらは適切な時期に避妊去勢手術を行えば防ぐことができる病気です。

当院では、ワンちゃんネコちゃんの避妊去勢手術は日帰りで行っています。また確実安全な手術を行うために、超音波手術器具を用いて負担の少ない手技で手術を行っています。

ぜひ一度ご相談下さい。

動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長

北原 康大

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