

猫の下部尿路疾患
本当に寒い日が続きますね。 冬はスタッドレスタイヤに履き替えていますので、1回ぐらいは雪が降ってほしいと思っている私です。 さて、こんな寒い冬に多いのが ネコちゃんの下部尿路疾患(膀胱炎・尿石症・尿道閉塞)です。 なぜ冬に多いかというと、寒くて飲水量が減るので濃い尿をするよ...


手術に関して
動物医療センター とよた犬と猫の病院が昨年の9月に開院してから、早5ヶ月が経とうとしています。 たくさんの患者様に来院していただき、信頼して頂いた上で手術も多く依頼していただけるようになって来ました。避妊去勢手術だけでなく、腫瘍の切除や、子宮蓄膿症、腸切開や胃切開、下顎の切...


肥満細胞腫
肥満細胞腫とは、アレルギーや炎症などに関与する肥満細胞という細胞が腫瘍化したもので、体のいたるところに発生する可能性があります。 飼い主様によく聞かれますが、 太っている肥満とは全く関係がありません。 挙動は様々ですが、基本的には悪性腫瘍であるため適切な対応が必要です。...


モルモットのモルちゃん
小さい頃から私と兄は、何か動物を飼いたいとずっと親にねだっていました。その頃の私と兄の中では、家で飼う動物はなぜか「犬」という考えしかなく、ついに両親がペットショップに行くと言い出した時は当然犬がうちに来るものと思っていました。当時私は保育園児でその経緯はあまり記憶にありま...


猫のウイルス性角結膜炎
人もインフルエンザが流行していますね。ちなみに私は基本的に健康なので、どんなに睡眠時間が短くてもどんな食生活でも風邪を引きません。 この時期はネコちゃんのウイルス性の風邪が流行る時期でもあります。くしゃみ・鼻水・咳・声枯れ・発熱など人間の風邪と似たような症状が出るのですが、...


鳥取で学んだこと①
私は大学時代を過ごした「鳥取」を愛しています。 鳥取へ行ったことのある方は非常に少ないと思います。鳥取への恩返しとして、あまり知られていない鳥取の魅力をお伝えして行くことを1つのライフワークとしていますので、少しずつブログにも書いて行こうと思います。...


低タンパク血症
お腹の中にたまった水を腹水と言います。 腹水の原因は多岐に渡りますので、我々獣医師は、腹水を見つけたらなんとかそれを少量採取して検査を行い原因を探ります。 腹水が無色透明で細胞成分やタンパク質に乏しい場合、低タンパク血症の場合があります。...


誤飲事故にはご注意を!
今週末は成人式ですね。 晴れ姿に着飾った新成人たちが街を出歩いているのを見ると、自分の成人式を思い出します。 この時期の救急外来で最も多いのが『誤飲事故』です。 ワンちゃんネコちゃんは比較的吐きやすい動物です。1〜2回吐いても、その後元気も食欲もありいつも通りなのであれば通...


昔飼っていた柴犬のお話
私が小学4年生の時に、柴犬の子犬が家にやって来ました。 知り合いの家で6頭生まれたので、1頭を引き取ったのです。 兄が「レッツ」と名前を付け、大事に育てました。非常に健康で丈夫な子でした。 田舎でしたから完全外飼い、夏の暑い日は地面のひんやり感を求めて庭に穴を掘り、冬の寒い...


食道内異物(食道梗塞)
あけましておめでとうございます!! 今年も動物医療センター とよた犬と猫の病院をよろしくお願いいたします!! 新年最初のブログ更新は『食道内異物(食道梗塞)』についてです。 さてお正月になると、ヒトは餅を喉に詰まらせてしまう事故が増えます。...