とよたブログ

尿路結石

ワンちゃんもネコちゃんも尿に石や砂が出来ることがあります。 結石が出来てしまうのは食事が合わないからであり、どんな食生活でも大丈夫な子もいれば、かなり食事に気を使わないと結石が出来てしまう子まで様々です。結石が出来ると、膀胱炎の原因となったり、尿道に閉塞しておしっこが出なくなったりします。血尿・頻尿・トイレ以外での排尿・排尿痛、などが症状として考えられます。 膀胱炎症状で来院したネコちゃん、超音波検査にて膀胱を確認すると、白いものがたくさん存在しています(写真:治療前)。超音波の影もできているため、結石を疑います。 尿検査にて適切な食事を選択し、1週間後の超音波検査では、すっかり良くなって症状も改善していました(写真:治療後)。 あまり水を飲まず濃いおしっこをするネコちゃんに多い症状です。 特にオス猫は尿道が狭いため、小さな石や砂がすぐに閉塞してしまいます。 症状がある場合はもちろんですが、無症状でも定期的な検診にて早期発見が重要です。 動物医療センター とよた犬と猫の病院 院長 北原 康大

食事の重要性

私は健康のため、強さ引き出す乳酸菌R-1を毎日愛飲しています。 そのおかげか、体調を崩すことは全くありません。 毎日口にする『食事』は、私たち人間だけでなく、 ワンちゃん・ネコちゃんにとっても非常に重要です。 食物有害反応・食事アレルギーというのですが、その子の体質的に合わない食事によって慢性的な消化器症状・皮膚症状が出てしまいます。 最近の診療の中で、食事はやはり重要だなと再認識した患者さんがいましたので、その話をします。 慢性的な下痢で悩んでいたネコちゃん 繰り返す嘔吐に悩んでいたワンちゃん 皮膚の強い痒みに苦しんでいたワンちゃん この子たち、最初は内科的にお薬を使って治療していたのですが、いまいち反応がよろしくないので、食事の影響を疑って病院がお勧めする処方食に変えたところ、すっかり良くなりました!飼い主様も大変喜んでいらっしゃいます。 もちろん、消化器症状や皮膚症状の原因は様々です。はじめから食事療法をするわけではありません。各種検査にてその他疾患の除外を行い、薬に対する反応性を見ながら、いよいよ食事の影響を疑う段階になるわけです。飼い主様と私たち動物病院スタッフが、よくコミュニケーションをとって時間をかけて初めて治療が成功するものだと思います。 慢性的な症状で悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、あきらめずに一度当院にご相談ください。 動物医療センター とよた犬と猫の病院 院長 北原 康大

ワンちゃんの出産

先日ブログでご紹介した膣スメア検査(※記事リンクはこちら)にて排卵日診断を行ったワンちゃん、無事に妊娠・出産しました! 本当におめでとうございます!!!!㊗️㊗️㊗️ ワンちゃんは安産の動物と言われますが、全てがそうではありません。様々な原因で難産になることがあり、無事に出産するまでは私も昼夜気を張って生活をしていました。 写真は、検診での超音波検査の様子です。 左側のさざ波のような波形で赤ちゃんの心臓の動きを診ています。 2秒間に8回の心拍数ですので、240回/分の元気な心拍数です。 ワンちゃんの妊娠期間は63日。人と比べるととても早く生まれてきます。 そして、出産の12〜24時間前には体温が36℃台まで低下します(平熱は38℃台)。この子も飼い主様に体温を1日複数回測定していただきました。体温下降のピークから24時間が経過しそうであったため、帝王切開の準備をしてスタッフと備えていたのですが、無事に自然分娩で出産してくれました。 動物病院は病気で通うことも多い場所ですが、妊娠出産はおめでとうと言える数少ない分野です。非常に緊張しますが私は好きな分野です。 動物医療センター とよた犬と猫の病院 院長 北原 康大

レッグ・カルベ・ペルテス病

レッグ・カルベ・ペルテス病 聞きなれない病名だと思います。別名「大腿骨頭壊死症」といい、1歳前後の小型犬に多く発症します。ふとmもの骨への血液の供給量が不足し、骨が壊死・変形してしまう病気です。症状は、慢性的な後ろ足のびっこです。 今回のワンちゃんも、ここ最近左後ろ足をびっこする、という主訴で来院されました。触診にて、左足が細くなっており(筋肉の萎縮)、また左股関節を伸ばすと明らかに痛がる様子がありました(伸展痛)。 X線検査にて、左の大腿骨頭の変形を認めたため、レッグ・カルベ・ペルテス病と診断しました(写真①)。 唯一の治療法は、壊死してしまった骨頭を切除する手術です。 手術は、ふとともの外側から股関節にアプローチし、筋肉をなるべく切らずに大腿骨頭を露出します。手術用電動ノコギリ(サジタルソー)を用いて、大腿骨頭・骨頚を切除しました。 本来、大腿骨頭の表面は滑らかですが、 この病気に特徴的なひび割れ構造が見られます(写真②)。 病理検査でも大腿骨頭壊死という診断でした。 術後、しっかりとリハビリを行っていけば、痛みもなく元どおり歩けるようようになります。 若い小型犬に非常に多い病気です。あまり経過が長いと、筋肉が痩せてしまうため治療が難しいこともあります。お家のワンちゃんが足を痛がる場合や、ケンケンする場合など、早めに一度診察にお越しください。 動物医療センター とよた犬と猫の病院 院長 北原 康大

息子(1歳)について思うこと

休日の度に1歳の息子を連れてお出かけをします。 子供が喜びそうなところに連れて行くのですが、どうやら動物と乗り物が大好きなようです。 水族館に行ったときは、大きな海獣よりは水槽の中の魚たちに大興奮、リニア鉄道館に行ったときは目の前でみる新幹線に大興奮していました。まだ言葉は喋れないのですが、大好きなものをみると目をキラキラさせて、大きな口で「わあ〜っ!」と言います。 毎日新しいものを見て、いろいろな経験をして、すごい勢いで頭をフル回転させて、勉強しているのだと思います。 私が仕事で忙しくちょっと目を離すだけで、数日前には出来なかったことや新しいことをやっていて、いつも驚かされます。日に日に、飛躍的に成長しているのだと思います。たくさんいろんな経験をさせてあげようと思います。 また、息子は生まれた時から家に当たり前のように猫のとらぞうがいます。私は幼少期、動物を家族として迎えたときは心が踊りましたが、生まれた時から動物が当たり前のように一緒にいるという感覚は一体どんなものなのかと不思議に思うことがあります。息子にとっては、とらぞうが一緒にいて当たり前。2人はいつも何かしら一緒にいます。一緒に遊ぶことはないですが、2人で近くにいてそれぞれのことをしていたり、2人だけで寄り添って一緒に寝ていたりします。 とらぞうは私の相棒であり、お互いのことをよく理解しているつもりですが、会話することはできません。しかし、息子はもしかしたらとらぞうと会話できるのではないか、と思うことがあります。生まれた時から動物と一緒にいるという感覚が、すごく不思議でとても羨ましく思う今日この頃です。 動物医療セン

FIP(猫伝染性腹膜炎)

FIPとは、猫ちゃんのウイルス感染症です。 コロナウイルスという本来は弱い腸炎を起こすウイルスが、感染した猫の体内で変異し、 FIPウイルスとなり全身に強い炎症を引き起こします。 ウェットタイプ(腹水がたまる型) ドライタイプ(全身にしこりができる型) 混合型があります。 なんだかお腹が腫れてきた、熱っぽい、食欲元気が無い、目が濁っている、痙攣を起こした、など様々な症状を引き起こします。 X線写真の猫ちゃんも、まだ若い猫ちゃんですが、発熱と明らかな腹部膨満が見られました。腹水が溜まっていることにより腹部全体が曇りガラスのように映っています(写真)。腹水の遺伝子検査によって、腹水中にFIPウイルスの遺伝子が検出されると、確定診断となります。 FIPは現時点では治療が難しい病気です。支持治療がメインとなり、発熱や全身の炎症反応を抑えて少しでも楽に生活できるようにしていきます。 この猫ちゃんのご家族も、この子を家族の一員としてとても大事にされており、病気が分かった後も頑張って病院に通っていただいて、出来ることを精一杯やってくださいます。苦しさを軽減して少しでも長く気持ちよくご家族と暮らせるように治療しています。 獣医学は日々進歩しています。 FIPの根治療法が確立されて多くの猫ちゃんを救えるようになる日を待ち望んでいます。 動物医療センター とよた犬と猫の病院 院長 北原 康大

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