とよたブログ

膀胱結石の内科治療

寒い冬に多く来院されるのが、おしっこの病気です。 血尿・頻尿・排尿痛など、下部尿路疾患を疑う症状で来院される動物たちを日常的に診察します。その中で、原因が膀胱結石である場合も少なくありません。 膀胱結石の治療として、 膀胱切開による摘出 内科的に溶解 今回は②の内科的に溶解した例についてご紹介します。 尿検査にて得られた情報から、溶解可能な結石と判断されれば内科的な溶解療法を選択することもできます。しかし溶解療法の実施期間中は、結石の縮小に伴って存在場所の移動が起こることもあり、移動した結石によって尿路閉塞を来すリスクがあることもインフォームした上での治療となります。 ワンちゃんの膀胱結石の原因は、膀胱内の細菌感染と食事中のミネラルバランスが密接に関係しています。 そのため内科治療には、 ・適切な抗生物質の投与 ・療法食(リンやマグネシウムなどを制限、尿pHを適切に保つ) ・飲水量と尿量を増やす工夫 また、肥満が膀胱結石のリスクファクターとなっており、適切に減量することも必要です(肥満の子は運動を嫌い、水を飲まないからです)。 初診時に膀胱結石・重度の肥満と診断されたこの子は、上記の内科治療により顕著な改善が見られましたのでご紹介します。 膀胱内に3つの結石 結石が1つになって、さらに縮小している 結石が無くなりました。 X線検査にて、尿道内にも無いことを確認して、完全に溶解されたと判断しました。 そして体重も、6kg → 4.3kgと健康的な体型に減量成功です! 「体が軽くなり飛び回っていますよ」と飼い主様も喜んでいらっしゃいました。 とても内科治療が上手くいった例ですが、そ

猫ちゃんは紐が大好き

新年、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 診療が忙しく、なかなかブログが更新できずにいました…。 年末年始の2週間で、異物誤飲のため緊急で内視鏡処置を行った子が4頭いらっしゃいました。 猫ちゃんが多く、やはり紐を飲み込んでしまいます。 直後であれば、吐かせるか内視鏡で胃から取り出せば良いのですが、4頭どの子も来院時には胃から小腸に閉塞しており、すでに嘔吐や食欲不振などの症状が出ている子たちでした。 上の写真は内視鏡で胃の出口に引っかかったおもちゃの先端 その先に紐があり小腸に流れてアコーディオン状になっているため、このままでは引っ張らずに開腹です。 無事に摘出できました。 この子以外にも、退院した子達が続々と抜糸にいらっしゃっていますが、皆経過良好でほっと一安心です。 この子は別のケースですが、糸で遊んでいるうちに糸の先の縫針も飲み込んでしまった猫ちゃん 口腔内に針の先端が見えていましたので、鎮静処置をして鉗子にて摘出しています。 とにかく、猫ちゃんは糸や紐で遊ぶのが大好きです。 私の家の猫(とらぞう・16歳)も、まだまだ元気なので、1人で紐で遊ばないように必ずしまっておきます。 とらぞうの写真も載せておきます。 動物医療センター とよた犬と猫の病院 院長 北原康大

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