• 北原 康大

腎臓の病気


当院でも、中高齢以上の患者さんが増えてきています。それに伴い、様々な病気を診断する機会が増えてきました。

そこで今回は、腎臓に焦点を絞って話をしていきます。

腎臓は、そらまめのような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器で、腰のあたりに左右対称に2個あります。

主な働きは、体の中にたまった老廃物や余分な水分を外へ出して、血液をきれいにすることです。そのため、腎臓の機能が低下すると、体内に老廃物や水分がたまり、さまざまな問題が起こります。

①腎嚢胞

基本的に無症状のため、健康診断等で見つかることが多いです。腎臓の中に水風船ができて、ゆっくりと大きくなります。大きくなると腎臓の機能を落とす可能性があり、慢性腎不全としての対処が必要です。

②水腎症

腎盂と言われる、尿を貯める場所が尿管とともに拡張している状態です。尿管結石や腫瘍などで尿が流れなくなると腎臓が尿で膨らんでしまいます。急性腎不全となることが多く、集中的・積極的な治療が必要です。

③腎周囲偽嚢胞

腎臓とその被膜の間に尿や浸出液や血液などの液体が貯留した状態のことです。多量に水が溜まって腹部の膨満として来院する子もいます。定期的な貯留液の抜去や手術などが必要です。

④腎結石

腎臓の中に結石が出来て腎臓の機能を著しく落とします。腎臓の構造も変化し萎縮しています。また治らない尿路感染の原因にもなります。

その他、腎臓にも腫瘍は出来ますし、感染症により肉芽腫ができることもあります。腎臓は2つあることで、片方に異常が出ていても症状がない場合もあります。腎臓という1つの臓器だけでも様々な病気が存在しますので、その他の臓器も含めると病気の早期発見というのは非常に重要です。

3歳以上(人でいうと30歳)のワンちゃん猫ちゃんは1年1回の健康診断をお勧めします。

動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長

北原 康大

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