• 北原 康大

レッグ・カルベ・ペルテス病


レッグ・カルベ・ペルテス病

聞きなれない病名だと思います。別名「大腿骨頭壊死症」といい、1歳前後の小型犬に多く発症します。ふとmもの骨への血液の供給量が不足し、骨が壊死・変形してしまう病気です。症状は、慢性的な後ろ足のびっこです。

今回のワンちゃんも、ここ最近左後ろ足をびっこする、という主訴で来院されました。触診にて、左足が細くなっており(筋肉の萎縮)、また左股関節を伸ばすと明らかに痛がる様子がありました(伸展痛)。

X線検査にて、左の大腿骨頭の変形を認めたため、レッグ・カルベ・ペルテス病と診断しました(写真①)。

唯一の治療法は、壊死してしまった骨頭を切除する手術です

手術は、ふとともの外側から股関節にアプローチし、筋肉をなるべく切らずに大腿骨頭を露出します。手術用電動ノコギリ(サジタルソー)を用いて、大腿骨頭・骨頚を切除しました。

本来、大腿骨頭の表面は滑らかですが、

この病気に特徴的なひび割れ構造が見られます(写真②)。

病理検査でも大腿骨頭壊死という診断でした。

術後、しっかりとリハビリを行っていけば、痛みもなく元どおり歩けるようようになります。

若い小型犬に非常に多い病気です。あまり経過が長いと、筋肉が痩せてしまうため治療が難しいこともあります。お家のワンちゃんが足を痛がる場合や、ケンケンする場合など、早めに一度診察にお越しください。

動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長

北原 康大

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