会陰尿道造瘻

こんにちは!院長の北原です。

先日初診で来院された1歳のオス猫ちゃん、他院からの紹介での来院でしたが、「オシッコが出ない」という主訴でした。初診来院時、この子は膀胱に多数の結石を認め、それらが尿道に閉塞し急性腎不全となっていました。

まずは尿道カテーテルによる導尿を行い、排尿を確保しながら静脈内点滴をして、急性腎不全の治療を行いました。急性腎不全は比較的迅速に改善しました。通常なら尿道カテーテルを抜去し、自力排尿があれば退院となります。

尿道閉塞になるオス猫ちゃんはとても多いのですが、しかしこの子の場合は多数の膀胱結石が再度閉塞する可能性が高かったので、外科的な処置を行いました。


・膀胱切開による結石の摘出

・会陰尿道造瘻による尿路の確保


膀胱切開は開腹手術行い、膀胱を切開し内部の結石を全て摘出する手術です。細かい結石も含めると無数の結石となりましたが、膀胱内を丁寧にフラッシュしながら全て摘出しました。



会陰尿道造瘻は、オス猫の細い尿道のうち比較的太い部分である「骨盤部尿道」を会陰部に開口させる手術です。尿道の狭窄や多数の膀胱結石により排尿困難な場合は適応となります。

この猫ちゃんも術後1週間入院し、良好な自力排尿出会ったため退院、先日術創の抜糸にいらっしゃり、経過良好を確認しました。


おしっこが出ないのは緊急疾患です。特に雄猫ちゃんは要注意。

体調に気になることがございましたら、当院までお越しください。



動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長 北原 康大

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