種には要注意!!

こんにちは。獣医師の岡松です。


今回は誤食の話です。ここ数ヶ月、当院では異物の誤食による腸閉塞の患者さんが多かった印象です。異物の中でも、「種」による腸閉塞が多かったので紹介したいと思います。


異物による腸閉塞は機械的腸閉塞と言い、異物によって物理的に腸が塞がれてしまい、消化管内容物の流れが障害されます。それにより嘔気、嘔吐、腹満感、腹痛と言った症状が見られます。犬猫の腸閉塞の場合、異物を取り除くために開腹手術が必要になることがほとんどです。


腸閉塞が疑われる場合、血液検査、レントゲン検査、エコー検査を実施します。中でもエコー検査は腸閉塞の診断に有用です。



このエコー画像では右側に異物が写っています。手術で摘出した異物は梅干しの種でした。



梅干しの種や銀杏、どんぐり等は消化されません。丸呑みしてしまうと腸閉塞を起こす可能性があります。夏場はとうもろこしの芯も要注意です。また、紐状の異物も腸閉塞を起こしやすいです。紐状異物の場合、エコー画像ではアコーディオンサインと言い紐が腸に絡まっている状態が確認できます。



(紐が絡まり、アコーディオン状になった腸管のエコー画像)


異物を食べてしまった場合でも、時間が経っておらずにまだ胃の中に物があれば催吐処置で回収できることがあります。

誤食を見つけた時はあまり様子を見ずに早めに受診する様にして下さい。


動物医療センター とよた犬と猫の病院

獣医師 岡松 岳

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