動物に優しい手術
寒い日が続きますね。動物たちは体が小さい分、手術中は思ったより体温が下がります。体温が下がると循環が悪くなったり、麻酔の覚醒が遅くなったりします。
そんな動物たちのために、当院では手術用保温マットを導入しました。
これのおかげで、低体温を防ぎながら、フカフカのマットの上で手術が行えます。
当院では更に、超音波メスや電気メスを積極的に使用して、出血の少ない・動物の体内に異物(縫合糸)を極力残さない手術を行っています。また、積極的に鎮痛剤を使用し、周術期の疼痛緩和を行っています。
全ては「動物に優しい手術」を行うためです。
また、私は基本的に怖がりで慎重派なので、自分の中で常に満足の行く手術をしたいと考えています。手術を行った後の自分の中での振り返りも欠かしません。手術の内容を思い出し、更に自分の手技を高めるためです。技術向上が動物たちにとって優しい手術につながると信じています。今後もさらなる努力を重ねます。
動物医療センター とよた犬と猫の病院
院長
北原 康大