難産
ゴールデンウィークは動物病院で最も忙しい時期です。
当院も初めてのゴールデンウィークでしたが、予防だけでなく様々な病気のワンちゃん猫ちゃんが来院されました。子宮蓄膿症、難産、眼出血、炎症性腸疾患、異物誤食などなど。
皆、調子を良くしてあげることができて、忙しいながらも獣医師として充実したゴールデンウィークでした。
今回は難産の話をします。
この子は気づいたら出産が始まっていたということで、赤ちゃんが産道に引っかかった状態で来院されました。飼い主様も何頭がお腹にいるのかわからず、レントゲン検査・エコー検査・血液検査で状態を診断したのち、緊急手術となり、無事にお母さんを助けることができました。
出産は犬も猫も命がけです。
また様々な原因で難産となる可能性があります。
犬種(猫種)、年齢、感染症、栄養状態、基礎疾患、胎子数、骨盤の大きさ、などです。
なるべく安全に、そして計画的に出産するお手伝いを動物病院では行います。
出産を希望する場合、交配をした場合は当院で検診を受けてください。
また、出産を希望しない場合は、避妊手術をうけて頂くことをお勧めします。
動物医療センター とよた犬と猫の病院
院長
北原 康大