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口腔内腫瘍

動物たちも口の中にしこりができる事があります。

種類は様々ですが、悪性度が高いものが発生することもあります。代表的なものは、メラノーマ・線維肉腫・扁平上皮癌が挙げられます。局所的に問題になるものや全身に悪影響を及ぼすもの、悪性腫瘍でもその挙動は様々で、まずはしこりの切除と病理検査による確定診断が必要です。

このワンちゃんも予防で来院された際の身体検査で、口の中のしこりを発見しました。

全身麻酔下にてこのしこりを切除し、病理検査へ提出すると、結果は「歯肉過形成」、良性の腫瘤でした。この子の治療はこれで終了です。

もし悪性腫瘍だった場合、顎の骨も含めた拡大切除や抗がん剤、また放射線治療など、腫瘍の種類によって必要な治療を追加で行なっていくことになります。

繰り返しですが、口の中のしこりは悪性腫瘍も多く、早期発見・早期治療が重要になってきます。

動物医療センター とよた犬と猫の病院

院長 北原康大

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